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Redhat Linuxのサブスクリプション登録(subscription-managerコマンドで)




投稿日:

やってみたのでメモ。
   
ちなみに、サブスクリプションとはRedhatのライセンスを指します。
通常、年単位でのライセンス更新が必要です。   

RedhatOSのインストール途中にも出来るようですが、今回はインストール後のに登録をします。  
    

■ 目次

1,Redhat Network(https://www.redhat.com/wapps/sso/login.html)のサイトにユーザ登録。
2,サブスクリプションのアクティベート。
3,Redhatインストール済サーバでの登録(コマンド)
      

さて順番に見て行きましょう。

1, Redhat Network(https://www.redhat.com/wapps/sso/login.html)のサイトにユーザ登録。

  
上記リンクのサイトで、ユーザ登録をします。
後ほど「ユーザ名」を使用するので、忘れないようにしておきましょう。
      

2, サブスクリプションのアクティベート。

  
サイトにて、以下のようにアクティベートをしましょう。
こちらの、「アクティベートボタン」を押します。
登録1



登録2

次々進んで行くと登録が完了となります。


3, Redhatインストール済サーバでの登録(コマンド)

  
Redhatインストール後、サブスクリプションの登録をせずにyumを利用しようとしました。
その際に以下のようなエラーを返されたので、サブスクリプションを実施することにしました。
  

[html autolinks=”true”]
# yum check-update
Loaded plugins: product-id, security, subscription-manager
This system is not registered to Red Hat Subscription Management. You
can use subscription-manager to register.
[/html]

 
調べてみると、subscription-managerを使用すれば良さそうです。
 
オプションは以下になります。
  

[html autolinks=”true”]
使い方: subscription-manager モジュール名 [モジュールオプション] [–help]

プライマリモジュール:

attach 指定したサブスクリプションを登録済みのシステムに割り当てる
list このシステムのサブスクリプションと製品情報を表示
refresh サーバーから最新のサブスクリプションデータを引き出す
register このシステムをカスタマーポータルまたは別のサブスクリプション管理サービスに登録します
release 使用するオペレーティングシステムを設定
remove このシステムからすべてまたは特定のサブスクリプションを削除
unregister カスタマーポータルまたは別のサブスクリプション管理サービスからシステムの登録を取り消します

その他のモジュール:

clean サーバーには影響を与えずにローカルのシステムとサブスクリプションデータをすべて削除します
config このシステムで使用中の設定パラメータの表示、 設定、 削除
environments ユーザーに使用可能な環境の表示
facts 検出したシステム情報を表示、又は更新
identity このシステムの識別証明書を表示するか、 新しい証明書を要求してください
import ツール外で用意された証明書をインポート
orgs ユーザーがシステムの登録を行うことができる組織を表示します
redeem 事前設定済みシステムにサブスクリプションの再利用を試行します
repos このシステムでの使用権限があるリポジトリを表示
service-level このシステム用のサービスレベルを管理
subscribe 廃止予定、 attach を参照
unsubscribe 廃止予定、 remove を参照
version バージョン情報を表示
[/html]

  
まずは、現在の状況を見てみます。

[html autolinks=”true”]
# subscription-manager list
+——————————————-+
インストールしている製品の状態
+——————————————-+
製品名: Red Hat Enterprise Linux Server
製品 ID: xx
バージョン: 6.4
アーキテクチャ: x86_64
状態: サブスクライブしていません
開始日:
終了日:
[/html]

  
状態をみると、「サブスクライブしていません」と出ていれば、まだアクティベートが出来ていません。今回は出来ていません。では、サブスクリプションを登録して、アクティベートをしましょう。
  
以下のコマンドによりRedhat networkにアクセスして、ログインします。
以下のように出れば、ログイン完了です。
  

[html autolinks=”true”]
# subscription-manager register
ユーザー名: xxxxxxxx
パスワード:
システムは id で登録されています:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
[/html]

  
次に、アクティベートです。
この前提条件としてRedhat networkのサイトにてサブスクリプションを登録して、アクティベート済であることが必要になります。アクティベートされた番号がない場合は、以下のようにエラーとなります。
  

[html autolinks=”true”]
# subscription-manager list –available
表示できる使用可能なサブスクリプションプールはありません
[/html]

  
登録が完了出来ていれば、以下のように表示されます。
  

[html autolinks=”true”]
# subscription-manager list –available
+——————————————-+
利用可能なサブスクリプション
+——————————————-+
サブスクリプション名: Red Hat Enterprise Linux Server, xxxxxxxxxxx
SKU: RHxxxxxxxxxx
プール Id: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
数量: 1
サービスレベル: Premium
サービスタイプ: L3
複数エンタイトルメント: No
終了日: 20xx年0x月0x日
システムのタイプ: 物理
[/html]

  
こちらのプール Idを使用することになります。
こちらを、以下のコマンドの「–pool=」に設定して実行します。
  

[html autolinks=”true”]
# subscription-manager subscribe –pool=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
サブスクリプションが正しく割り当てられました: Red Hat Enterprise Linux Server, xxxxxxxxxxxxxxx
[/html]

  
はい、完了しました。もう一度状態を見てみます。

  

[html autolinks=”true”]
# subscription-manager list
+——————————————-+
インストールしている製品の状態
+——————————————-+
製品名: Red Hat Enterprise Linux Server
製品 ID: 69
バージョン: 6.4
アーキテクチャ: x86_64
状態: サブスクライブ済み
開始日: 201x年0x月0x日
終了日: 201x年0x月0x日
[/html]

  

[html autolinks=”true”]
# yum check-update
[/html]

  
も可能です。



参考

9.3.2. Subscription Manager を使用した必要なチャンネルのサブスクライブ – Red Hat Customer Portal




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