ある日、pop3接続不能のアラートが飛んできたので、ログを調べてみたらこんなログを見つけました。
[html]
xinetd[1521]: Deactivating service pop-3 due to excessive incoming connections. Restarting in 10 seconds.
xinetd[1521]: Activating service pop-3
xinetd[1521]: Deactivating service pop-3 due to excessive incoming connections. Restarting in 10 seconds.
[/html]
「想定以上のコネクション数があるので、10秒以内にpop3サービスを再起動します。」というようなメッセージです。こちらはログにも出ているように、xinetd サービスで設定している模様です。
xinetd サービスの設定を見てみます。
[html]# vi /etc/xinetd.conf[/html]
このcpsの設定が原因でした。
[html]# Define access restriction defaults
cps = 50 10
instances = 50
per_source = 10
[/html]
cpsの引数として、1番目は1秒間に接続が許可される最大数です。2番目はサービスを再開始する時にxinetdが待機する必要のある時間の秒数となります。
これはデフォルト設定ですが、この場合はxinetdを設定してどのサービスにも毎秒 50 接続以上は許可しません。この限度に到達した場合は、サービスは 10秒だけ停止することになります。対策としては、接続数を減らすか、サーバに余裕があるなら接続数を増やすことです。
【参考】
xinetdの設定ファイル