AWSで、メールを送信する機能を構築する場合、以下の3つの種類から方法を選ぶことになります。
AWSからのメール配信の選択肢
1. EC2上にMail Transfer Agent (MTA)を構築して配信
2. Amazon Simple Email Service (SES)の利用
3. 外部Email配信サービスの利⽤引用:AWSからのメール送信
この3つからどう選ぶのかというと、こちらも引用でこの2点になります。この条件で、1,2,3の選択肢が変わります。
・Bounce処理の有無
・日本の各携帯キャリアのメールアドレスに送信する予定の有無
携帯キャリア宛にメールを送るなら、絶対にSESは使えないですね。これ、そのうち対応していただきたいですね。
今回は、選択肢「1. EC2上にMail Transfer Agent (MTA)を構築して配信」を選択した場合の解除申請とDNSの逆引き登録申請についてのメモです。
ちなみに、なぜ申請が必要かというと、AWS側に迷惑メール扱いにさせないためです。
では、始めます。
解除申請とDNSの逆引きの登録申請
登録申請はこちらから行きます。
https://aws.amazon.com/jp/?nc2=h_lg
こちらの、右にある、「アカウントの管理」の「各サービスの上限緩和申請」をクリックします。
すると、上限緩和の申請画面となります。
こちらで、内容:「サービス制限の増加」を選択。
制限タイプを選択します。今回は、下の画面のように、「EC2 Email」を選択。
こちらは日本語がないので、EC2 Emailのリンクをクリックして、英語の画面を開きます。
英語の画面がこちらです。
以下は必須です。
Email Address*:ログインしていれば自動で記入されています。
Use Case Description*:利用内容についてを記述。構築しているサービスでメール送信をするくらいのレベルでも大丈夫でした。
Elastic IP Address 1
Elastic IP Address 2
EC2につけている、 EIP(グローバルIP)を記入。一度に2件までしかできません。プライベートIPではありません。
例:54.xx.xx.xx
Reverse DNS Record for EIP 1
Reverse DNS Record for EIP 2
こちらは、先ほどのEIPの逆引きレコードの指定となるので、通常のAレコードで申請のEIPに割り当ててあるドメインを記載します。
例:foo.yourcompany.com
これでSubmitすれば完了です。
あとは、1,2営業日以内くらいに承認メールが来ます。これで、思う存分、Eメール送信を利用してください。